アスリートの寿命を考えると行動せずにはいられなかった

理解してもれなかった時代があった・・・

私が水素サプリメントの開発に着手したのは、2008年に遡ります。当時筋力アップ専門のトレーニング指導者として活動していた私は、トレーニングと身体のケアについて考え始めました。
トレーニングはメリットとして筋肥大をさせるが、デメリットとして大量の活性酸素を発生させてしまう。2008年頃から活性酸素はガンのもとになるなどと世の中に広がりつつありました。また、私の中で考えるようになったのが、世界のTOPに立つくらいの有名なスポーツ選手は寿命がなぜ短いのか?とも考えるようになりました。本来、ハードなトレーニングにより強靭体力と精神力を手に入れていた選手が老後の寿命が短いという矛盾はどこからくるのか?を調べると動物の呼吸と寿命との関連性について調べることになりました。
動物の寿命は、心拍数や呼吸数で分かるという説があります。哺乳類の一生の心拍数は平均20億回で、総呼吸数は5億回と言われています。この数字は、体の大きさに関係なく、ゾウでもネズミでも同じです。ただ、心拍数や呼吸数の間隔が違うだけです。ゾウのように大きな動物は間隔が長く、ネズミのように小さな動物は間隔が短いため、同じ心拍数や呼吸数でも寿命に違いが出るようです。ちなみに、ゾウの平均寿命は約60年で、ネズミの平均寿命は2~3年です。
酸素の2%が活性酸素に変化すると言われているということは、呼吸数が多い程、多量の活性酸素が発生し、自分の身体を蝕んでいくのではないか?という仮説ができました。
トレーニングの世界では、トレーニング後のプロテインを摂取するというのは定着しつつも、トレーニングにより発生する、多量の活性酸素の処理に着手しなくてはと・・・そこから抗酸化素材について調べるようになりました。
ビタミンE,C、ポリフェノール、カテキン、Q10などなど・・・の抗酸化物質はあるもののどれも、私には納得の行く素材ではありませんでした。なぜなら、抗酸化物質は活性酸素に電子を与えて、自らが酸化してしまうからです。要するに、ビタミンCならば、本来抗酸化以外に、免疫力の向上など他の能力を持っているのに、その能力が死んでしまう。能力を維持しながら抗酸化出来る素材は無いのか?と探し続けていた時に、行きついたのが水素でした。
当時、水素はメジャーな素材ではなくて、「水素=???」という時代です。水素は活性酸素にH電子を与え無害の水となり体外に排出されるという、メカニズムが可能ということを知り、これは私の求めていた素材である!と確信しました。
ところが、色々と調べていくうちに、水素は地球上の一番小さく、水素=飛んで抜けて意味が無い・・・との話も聞くようになりました。この件には私も納得し、実現は難しいと諦めていた時に、ある会合でマイナス水素イオンという存在を知ることになります。
マイナス水素イオンは従来の水素ガスではなく、水の中にイオンとして水素水の中に溶け込んで飛ばないものがあるとの知ることが出来ました。まさしく私の理想とする素材を見つけることが出来たのです。
そこから商品開発が始まりました。当時はある会社のアドバイザーとしてその会社の商品としてスポーツ業界に売り出すことにしました。ところがです、当時のスポーツ業界は活性酸素の除去の必要性を全く理解してもらうことが出来ず、“売るには説明が難しい”と取扱いしてもらうことが出来ませんでした。確かに、地方の零細企業が「選手のためには活性酸素の除去が必須です」と説明をしたところで、「ホントかよ?」と思われても致し方ないです。
認知してもらうには、私たちの力では全然及ばないとまじまじと感じた時でした。そこからは販売することを目的にするよりも、必要な選手、理解してもらえる選手にだけ使ってもらおうと、地道に選手供給を続けてきました。特にハードなレースのトレイルランニングの選手は非常に高い体感を得られることが分かりました。
月日が流れて、水素自体がエネルギーとして使われるようになったり、が徐々に水素の可能性が、世の中に認知されてきたタイミングと長年積み上げてきた取組みで、水素ではなく、水素イオンは様々な効能を補助することも分かり、遠回りしたことが新しい、水素イオンサプリの発想に繋がりました。約8年の月日が流れてSAM’Sブランドとして過酷な練習、レースに臨み続ける選手に届けることが出来ることが嬉しく、ワクワクして今日に至っております。

東日本大震災が可能性を教えてくれた

●毎日必要だから安く提供したい

私は宮城県仙台市在中です。東日本大震災の時の経験からプロテインを世の中に広める必要があると強く思い、ずっと商品化を考えてました。
私の住む宮城県は津波による影響でご存知の通り、大きな被害を受けました。震災の時には日本全国から、温かい支援の食料を頂き飢えをしのげました。ところが私の予測していたことが起こりました。
震災から2週間後・・・新聞には”タンパク質欠乏症により筋力低下で歩行困難に”という新聞記事が!そうです、人間の身体には毎日良質のタンパク質が体重×1gは必要なのです。震災時の避難食は保存の効く、炭水化物がメインで、エネルギー補給は出来るが、身体、筋肉の維持は出来ない。身体、筋肉の維持には良質なタンパク質が必要なのです。
でも電気が無い、冷蔵庫が使えない、状況では良質なタンパク質である、魚や肉の保存は出来ません。よってタンパク質は食べることが出来ません。私は常に、自宅には10キロ程度のホエイプロテインを常時備蓄しているので、震災時に小さい子供3人にも与えることが出来て子供たちは常にタンパク質を補給することが出来ました。
ホエイプロテインパウダーは筋トレの時に飲むだけでなく、タンパク質が不足した時の補給に、そして保存に最適なんです。そんなことから、タンパク質を常時自宅に置いて頂きたい、毎日飲むものならだから、常時自宅に置いて置けるようにして欲しいという思いが強まりました。
ところが常時飲むには価格と性能の問題がありました。プロテイン=高い、またはプロテイン=名ばかりのプロテインではないか!私はプロテインを20年以上飲み続けていましたが、常に思っていたのは、毎日飲むには値段が高い!ということです。
そこから値段へのチャレンジが始まりました。とにかく安く届けたい。でも絶対に中国産素材は使わないと心に決め、多くの原材料メーカーと交渉しましたが、ほとんどの原材料メーカーは日本の大手企業です。地方の零細企業では価格交渉の相手にもしてもらえません。そこで考えたのはプロテインにかかる経費削減を原材料ではなく、味付けなどの開発費を削減しようと・・・通常ならばプロテインを作ってくれる企業、工場にOEM(生産発注元企業の名義やブランド名で販売される製品を 製造することを頼む)生産を頼むのですが、そうるすと味付けや開発も全部行ってくれる分、どうしてもコストが高くなる。だったら自分で開発しようと・・・酸性度を計測する器械や開発に必要な、色々な必要なものを買い集め、また日本で販売してある他社プロテインメーカーのほとんどの商品を買い味の分析や内容の分析等を始めました。
そのおかげで連日、6,7杯のプロテインを試作(おおよそ600kcal)したせいもあり1年で10kgも体重が増えました。カロリーの過剰摂取だとはわかりつつも、開発を辞めることは出来ません。自分の納得の行く商品が完成したのがやっと2016年4月です。
震災から5年をかかけて完全自社開発したSAM'Sブロテインが完成しました。

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